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北海道では、秋から冬にかけて「雪虫」と呼ばれる白い綿毛のような虫が大量に発生します。
この雪虫は、アブラムシの一種で、一年を通して木々を往復するサイクルを繰り返します。今年は、猛暑の影響で例年よりも早く発生しているとされています。
この記事では、雪虫の大量発生はいつまで続くのか、原因やメカニズムおよび被害や対策、そしてニュースや話題について詳しく解説します！
雪虫大量発生の時期や時間帯は？
雪虫大量発生の時期はいつまで続く？いつ終わる？
2023年10月25日現在、北海道の札幌市や手稲区を中心に、雪虫の大量発生が10月中旬から始まっています。
（例年より2週間ほど遅れ）
ピークは、10月下旬から11月上旬頃と予想されています。
雪虫の大量発生の時期 雪虫の大量発生は、初雪の直前から始まります。
初雪は地域や年度によって異なりますが、通常は10月下旬から11月上旬頃です。
雪虫の大量発生は、数週間から1か月程度続きます。
雪虫は初雪が降る頃にはヤチダモの樹に着き始め、その後もしばらくは空中を飛びますが、徐々に数が減っていきます。
大量発生期間は比較的短いため、気になる期間が終われば、雪虫の姿も少なくなります。
雪虫大量発生の時間帯はいつ頃？夜も雪虫は飛んでいる？
雪虫が大量に飛散しているピークの時間帯は、夕方頃が多いと言われています。
夕方を過ぎて夜も雪虫は飛んでいるのでしょうか？
雪虫は夜も活動する可能性はあります。日中ほど活発ではないにせよ、夜も窓や車に付着していることがあります。
夜飛んでても見えないよ･･･！やっぱり車の窓とかにくっついてきて厄介だよね。
オートバイやスクーター、自転車など、顔や目がむき出しだと運転中に危ないこともあるから、特に夕方から夜はなるべく運転を控えるか、防護するようにしてね♪
雪虫大量発生の原因やメカニズムは？
雪虫の大量発生が引き起こされる要因としては、夏から秋にかけて気温が高いことが挙げられます。
今年は、特に残暑が長かったため、雪虫の数が平年より多かったとされています。その結果、空前の雪虫大量発生が引き起こされたと言えるようです。
一般的に雪虫は、気温が高いと早く成長し、多くの子孫を残すことができるため、1か月間で約2万倍にまで増えることがあると言われています。
（しかし、発生時に気温が高すぎた場合は、雪虫の生涯の長さが短くなり、繁殖の数も少なくなることがあります。）
雪虫とは、アブラムシの仲間で、白い綿毛に包まれた羽が美しい虫のことです。
北海道では、秋から冬にかけて、風に流されて空中を漂っている姿が見られますが、実は木々を移動するための行動です。
雪虫は夏には置き処なくドドマツの根に住み、繁殖を繰り返すものの、秋になるとヤチダモに移ります。ヤチダモは冬でも葉が落ちないため、雪虫にとって食料となるのです。
ヤチダモに着いた雪虫は、綿毛を捨てて、冬を過ごします。そして、春に再び綿毛をつけてドドマツに戻るのです。
このように、雪虫は一年を通して木々を往復する周期を繰り返すのです。
北海道では、初雪を知らせる「冬の風物詩」って言われる雪虫だけど、他の地方によっては、「春の風物詩」とも言われてる理由は、木々を往復してるからだったんだね！
大量発生じゃなかったら、季節の移り変わりを知らせてくれる天使とも受け取れるんだけどね…
雪虫大量発生による被害や対策は？
雪虫大量発生の被害
雪虫の大量発生による被害としては、人間の不快感や衛生面が挙げられます。
雪虫は、人の顔や服にまとわりついたり、鼻や口に入り込んだり、目に刺さったりすることがあります。
また、雪虫が綿毛を捨てるときに分泌物を出すため、服や窓に汚れが付着してしまうことがあります。雪虫自体は人体には害はありませんが、アレルギー体質の人はかゆみや発疹などの症状が出ることがあります。
そこで雪虫の大量発生に備えて、次項のような対策をおすすめします。
雪虫大量発生における対策2種
雪虫の大量発生に対する対策としては、主に防御と除去があります。
「防御策」としては、外出時にはマスクやサングラスなどを着用することで、顔や目を保護することができます。また、帽子やレインコートなどで身体を覆うことで、服や髪に付着するのを防ぐことができます。
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「除去策」としては、雪虫は熱に弱いので、屋内の場合は暖房器具を使用することで、また掃除機を使って除去することができます。屋外の場合は、水や風を利用して払い落とすことができます。
虫除けスプレーの類は、屋外だと使っても（次から次へ風に流されて飛んでくるため）除去しきれないから買っても役にたたないよ！
屋内など閉じられた・限られた場所なら効果あるけど、その場合はアブラムシの嫌う匂いをこまめにスプレーしたら十分よ♪
（ヤナギフシアブラムシは、カメムシ目に属するため、カメムシの広義の仲間にあたります。）
＼雪虫（ヤナギフシアブラムシ）も、コーヒーや焼肉のタレ（希釈水）のこまめな散布を嫌う！？／
雪虫大量発生のニュース・SNSでの話題は？
今年の北海道の雪虫の大量発生は例年より早く、規模も大きいため、多くのメディアやSNSで話題になっています。以下は、雪虫の大量発生に関するニュースや話題の概要です。
東京には、大量発生している札幌に比べたらほとんど雪虫がいないので、来てみたらそりゃあホッとするよね！
もちろんゼロじゃないし、羽虫の類は出るわよ！でも雪虫の移動先のヤチダモは、東京や関東にはそう多くないから、大量発生はさすがに起きにくいんじゃないかしら。
まとめ
- 北海道では、秋から冬にかけ「雪虫」と呼ばれる白い綿毛のような虫が発生します。
- 今年は残暑が長かったため、例年より多い発生につながりました。
⇒雪虫は、アブラムシの一種であり、一般的に気温が高いと早く成長し、多くの子孫を残すことができるため、今年は特に多くなったと言われています。 - 被害としては、人間の不快感や衛生面が挙げられます。
⇒一方、訪れた人々からは美しさを感じる方もいます。外出時にはマスクやサングラス、帽子、レインコートなどを着用して顔や身体を覆い、屋内であれば掃除機で除去することができます。 - ピークは10月下旬から11月上旬頃と予想されています。
⇒雪虫は一年を通して木々を往復するサイクルを繰り返すため、大量発生期間も比較的短くなっています。
雪虫は、北海道の自然の一部ですが、あまりにも大量発生となった場合は、不快な存在と思われるかもしれません。
しかし、ここで雪虫について学ぶことで、その不快感も少し和らげることができるかもしれません。ぜひ、この記事を参考に、雪虫について知識を深めてみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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