Copilot in OneNote(コパイロット イン ワンノート)は、Copilotが搭載された「新しいOneNote」です。
OneNoteとAIがコラボした「Copilot in OneNote」は、テンプレートや活用事例からの作成は必要ありません。まっさらなノートからでも生成AIのチカラによって、必要なニーズを簡単にまとめたり見つけたりすることができるようになります。
この記事では、新しいOneNoteにおけるCopilotの便利な使い方について、シーン別でお伝えします!
今回は以下の4つのシーンで、Copilotを活用したOneNoteの使い方を紹介してゆきます。
・ビジネス(会議)シーン
・プライベート(旅行)シーン
・教育(学校)シーン
・ファミリー(子ども)シーン
Copilot in OneNote|OneNote×AI(GPT-4)とは?
Copilot in OneNoteの特徴
OneNoteといえば、ノートを取るためのアプリケーション。
※ごく一部の特別な機能を除き、無料で使うことができます。
Copilot in OneNote(コパイロット イン ワンノート)は、「Microsoft 365 Copilot」の新機能の一部となる「大規模言語モデル(LLM)を使った、自然言語によるOffice操作を支援するAI(GPT-4)」が組み込まれることにより、「OneNoteで取ったノートを自動的に整理、さらには自動でノートを生成」することができます。
Copilot = 「副操縦士」の意味。「ユーザー=主操縦士」として「AI=Copilot」が支援。
言わば「ノートアシスタントプラットフォーム」とでも言うべきアプリケーションに進化しています。
Copilot in OneNoteのライセンス(法人/個人)
2023年11月1日より、法人向けMicrosoft 365 Copilotのライセンス企業へ、OneNote(Copilot in OneNote)の順次リリースが決定されました。
OneNoteにおいては、(もともと単体としてはごく一部の特殊機能を除いて無料なだけに、)Copilotの利用にMicrosoft 365のサブスクリプションが必須条件なのかは不明です。
<法人利用について>
Copilot利用ライセンスが別立てとなっており、(企業内のAI利活用としては)切り離されています。
<個人利用について>
(契約プランによって、Copilotの利用が変わるのかなど、詳細発表が待たれます)
Copilot in OneNoteの始め方
Copilot in OneNoteを開き、リボンの右上にあるCopilotアイコンをクリックします。
Copilotダイアログが開くので、ノートについて自然言語で入力したり、音声で話したりします。
※はじめに、センターのダイアログで「Create content with Copilot(コパイロットでコンテンツを作成)」が開きます。また、他のアプリケーションと同様に、ウインドウ右端のCopilotパネルからも、指示内容を引き継いで対話することができます。
Copilotがノートから学習して質問に答えたり、整理や分類してくれたり、ノートに関するコンテンツやリソースを提示、作成したりします。
(リリース時も現行ユーザーインターフェースままであれば、)右側からスライドしてくるペインで、チャット入力したり、AIからの提案を選んだり、って操作になります。
Copilot in OneNote|使い方や出来ることは?
Copilot in OneNoteの出来ること
Copilot in OneNoteは、対話型AIによって、たとえば下記のような支援が得られます。
- ノートの内容やカテゴリーを認識して整理や分類を行ってくれる。
- ノートから学習した知識や情報に基づいて質問に答えてくれる。
- ノートに関連するコンテンツやリソースをWebから探して提示・生成してくれる。
ノートを秒で自動で作ったりまとめ直してくれるのは便利!
しかも、自分のノートからも学習して理解してくれるって凄いよね!
続いてシーン別でできることを紹介していきます。
Copilot in OneNoteの使い方1:ビジネス(会議)シーン
会議の議事録をOneNoteに書いたとき、Copilotが「会議」「プロジェクトA」「重要」などのタグやカテゴリーを自動的に付けてくれます。後で議事録を検索したり整理したりするときに便利です。
会議の議事録に「明日までに報告書を提出する」という内容があったとき、Copilotがその部分をアクションアイテムとして認識し、ToDoリストに追加してくれます。また、期限や担当者も自動的に設定してくれます。ノートから作業の進捗管理ができるようになります。
会議の議事録に「プロジェクトAの予算計画」という内容があったとき、Copilotがその部分から関連する情報や資料を探してくれます。例えば、「プロジェクトAの予算計画表」「プロジェクトAの過去の実績」「プロジェクトAの競合分析」など。ノートから必要な情報や資料に素早くアクセスできるようになります。
Copilot in OneNoteの使い方2:プライベート(旅行)シーン
旅行の計画をOneNoteに書いたとき、Copilotが「旅行」「ハワイ」「予約済み」などのタグやカテゴリーを自動的に付けてくれます。これにより、プランを検索したり整理したりするときに便利になります。
旅行の計画に「パスポートの更新」「荷造りのチェックリスト」「空港までの交通手段」などの内容があったとき、Copilotがその部分をアクションアイテムとして認識し、ToDoリストに追加してくれます。また、期限や優先度も自動的に設定してくれます。これにより、ノートから旅行準備の進捗管理ができるようになります。
旅行の計画に「ハワイでおすすめの観光スポット」という内容があったとき、Copilotがその部分から関連する情報や資料を探してくれます。例えば、「ハワイで人気の観光スポットランキング」「ハワイでお得なチケット情報」「ハワイで楽しめるアクティビティ紹介」など。これにより、ノートから旅行先で楽しめる情報や資料に素早くアクセスできるようになります。
プランをまとめたり準備が捗るだけでなく、旅先での選択肢や行動がひろがりますね!
Copilot in OneNoteの使い方3:教育(学校)シーン
授業のノートをOneNoteに書いたとき、Copilotが「授業」「数学」「重要」などのタグやカテゴリーを自動的に付けてくれます。これにより、後でノートを検索したり整理したりするときに便利になります。
授業のノートに「明日までにレポートを提出する」「金曜日までにテスト対策をする」などの内容があったとき、Copilotがその部分をアクションアイテムとして認識し、ToDoリストに追加してくれます。また、期限や優先度も自動的に設定してくれます。これにより、ノートから学習計画の進捗管理ができるようになります。
授業のノートに「三角関数の応用」という内容があったとき、Copilotがその部分から関連する情報や資料を探してくれます。例えば、「三角関数の基本公式」「三角関数の問題集」「三角関数の実生活での使い方」など。これにより、ノートから学習内容を深める情報や資料に素早くアクセスできるようになります。
Copilot in OneNoteの使い方4:ファミリー(子ども)シーン
親が子供の成長記録をOneNoteに書いたとき、Copilotが「成長記録」「太郎」「かわいい」などのタグやカテゴリーを自動的に付けてくれます。これにより、子供の成長に応じてノートを検索したり整理したりするのが便利になります。
親が子供の予防接種スケジュールをOneNoteに書いたとき、Copilotがその部分をアクションアイテムとして認識し、ToDoリストに追加してくれます。また、期限や優先度も自動的に設定してくれます。これにより、ノートから子供の健康状態の管理ができるようになります。
子供が宿題で「日本の歴史」という内容をOneNoteに書いたとき、Copilotがその部分から関連する情報や資料を探してくれます。例えば、「日本の歴史年表」「日本の歴史クイズ」「日本の歴史漫画」など。これにより、ノートから宿題内容を楽しく学ぶ情報や資料に素早くアクセスできるようになります。
こんなノートで勉強したかったなぁ~!歴史のような知識優先の教科は、要約や整理によって多角的に理解できるのはもちろん、AIと遊ぶこともできるよね!先生!ぜひこんな楽しい宿題を出してください!
Copilot in OneNoteのまとめ
今まで新しくノートを始めようとして合うテンプレートが見つからず諦めてしまった方も、OneNoteにインターネットのサイトをクリップするだけだった方も、AIのチカラで圧倒的にノートを活用できるはずです。
またノートが貯まるほどAIが学習してくれるし、整理も自動でさせることができるので、至れり尽くせりではないでしょうか。
すでにOneNoteにWebからクリップした情報がどっさりあるので、これを整理しつつ最新化してほしい!
ノートをまとめることに時間が取られず、内容を充実させたり理解を深められるのはステキ!
\Micorosoft 365 Copilotをおさらい!他のアプリも!/