はちみつは、古くから薬膳として用いられてきた食材であり、美容や健康に多くの効果をもたらすことが知られています。
しかし、はちみつにはどのような薬膳効能があるのでしょうか？また、はちみつの種類や選び方、使い方にはどのようなポイントがあるのでしょうか？
この記事では、はちみつの薬膳効能と使い方について、中医学や漢方の観点から分かりやすく解説します。さらに、はちみつを使ったおすすめの薬膳レシピも紹介します。はちみつの魅力を知って、美容と健康に役立てましょう。
はちみつの薬膳効能と摂取方法による効果
はちみつの薬膳効能
はちみつは、ミツバチが花の蜜や樹液を集めて加工したもので、糖分や水分のほかに、ミネラルやビタミン、酵素やアミノ酸などの栄養素が豊富に含まれています。
はちみつは、中医学や漢方では、甘味と温性の食材として分類され、気を補い（✕気虚）、血を養い（✕血虚）、脾を強化する（✕脾虚）とされています。また、はちみつには、滋養強壮、咳止め、消炎、殺菌、整腸、美肌などの薬効があるとされています。また、漢方医学においては、粉末状の成分を錠剤にする際や、飲み物を飲みやすくするために利用されることがあり、また食材の不快な臭いを消したり、肉をやわらかくするなどの効果もあるとされています。
通常、私たちが摂取する多くの糖は消化過程で果糖やグルコースに分解された後、体内に吸収されますが、蜂蜜における糖は既にこれらの形態で存在するため、消化のプロセスなしで直接エネルギーとして利用できます。 さらに、蜂蜜にはビタミンやミネラル、アミノ酸、酵素、ポリフェノールといった150以上の様々な栄養素が含まれており、これらが調和しているため、消化を助け、胃や腹の不快感を和らげる効果があるとされています。食欲がない時や疲れを感じている時には特にお勧めです。
はちみつの薬膳効能は、はちみつの種類や摂取方法によっても異なります。
例えば、白濁したはちみつは、加熱や乾燥によって酵素が失われているので、薬膳効能は低いとされています。逆に、透明で液状のはちみつは、酵素が活性化しているので、薬膳効能は高いとされています。
はちみつの摂取方法による効果のちがい
はちみつの摂取方法としては、そのまま食べる、水やお湯で溶かす、他の食材と混ぜるなどがあります。
はちみつの種類と選び方のポイント
はちみつの種類
はちみつには、ミツバチが集めた花の種類や産地、製法などによって、さまざまな種類があります。例えば、アカシアはちみつ、クローバーはちみつ、オレンジはちみつ、マヌカはちみつ、日本はちみつなどがあります。
はちみつの種類によって、色や香り、味や粘度、成分や効果などが異なります。
はちみつの選び方のポイント
はちみつの選び方のポイントとしては、以下のようなことに注意すると良いでしょう。
はちみつを使ったおすすめの薬膳レシピ
はちみつを使った薬膳レシピは、はちみつの薬膳効能を実践するのに最適な方法です。はちみつは、他の食材と混ぜることで、相乗効果や調和効果を発揮します。
はちみつを使った薬膳レシピは、簡単に作ることができます。
はちみつとクコの実のドリンク ～甘酸っぱくて爽やか～
はちみつとクコの実のドリンクは、はちみつとクコの実を水に入れて煮出して冷やすだけでできます。
材料（2人分）
水：400ml，クコの実：大さじ2，はちみつ：大さじ2
作り方
- クコの実を水洗いして、ザルに入れて水気を切ります。
- 鍋に水を入れて沸騰させます。クコの実を加えて弱火にして5分ほど煮出します。
- 火を止めて、はちみつを加えてよく混ぜます。
- カップに注いで、お好みでレモンやミントなどを添えて完成です。
冷やして飲むと、いっそうおいしいと思うよ！
はちみつとシナモンのティー ～甘辛くて温か～
はちみつとシナモンのティーは、はちみつとシナモンをお湯に溶かすだけでできます。
材料（2人分）
水：400ml，はちみつ：大さじ2，シナモンスティック：2本，レモン：1/4個
作り方
- 鍋に水とシナモンスティックを入れて中火にかけます。沸騰したら弱火にして5分ほど煮出します。
- レモンを薄くスライスしておきます。
- 火を止めて、はちみつを加えてよく混ぜます。
- カップに注いで、レモンを添えて完成です。
はちみつとシナモンは相性ばっちり！ビタミン・ミネラルやポリフェノールが相乗効果で、健康や美容にとっても良いのよ♪
はちみつとヨモギのパンケーキ ～トッピングでさらに美味しく～
はちみつとヨモギのパンケーキは、はちみつとヨモギの粉を小麦粉に混ぜて焼くだけでできます。
材料（2人分）
小麦粉：100g，ベーキングパウダー：小さじ1，卵：1個，牛乳：100ml，砂糖：大さじ2，
バター：適量，ヨモギの粉：大さじ1，はちみつ：適量，生クリーム：適量，
（トッピング：適量）
作り方
- ボウルに小麦粉とベーキングパウダーをふるい入れる。
- 別のボウルに卵と牛乳と砂糖を入れてよく混ぜる。
- 卵液を粉類に加えて、泡だて器でさっくりと混ぜる。
- ヨモギの粉を加えて、全体になじませる。
- フライパンにバターを塗り、中火にかける。
- 生地をおたまで2～3杯ずつ入れて、両面に焼き色がつくまで焼く。
- 皿に盛り付けて、はちみつと生クリームとお好みでトッピング。 出来上がり。
はちみつとヨモギのパンケーキには、ナッツやドライフルーツをトッピング！
アーモンドやくるみ、レーズンやクランベリーなどがおすすめだよ。
まとめ
はちみつの薬膳効能と使い方について、中医学や漢方の観点から分かりやすく解説しました。はちみつは、気を補い、血を養い、脾を強化するとされており、滋養強壮、咳止め、消炎、殺菌、整腸、美肌などの効果があります。
はちみつの種類や選び方には、色や香り、味や粘度、成分や効果などの特徴を比較することがポイントです。自分の好みや目的に合ったはちみつを選ぶことで、はちみつの魅力を最大限に引き出すことができます。
はちみつを使った薬膳レシピは、はちみつの薬膳効能を実践するのに最適な方法です。はちみつは、他の食材と混ぜることで、相乗効果や調和効果を発揮します。はちみつとクコの実のドリンク、はちみつとシナモンのティー、はちみつとヨモギのパンケーキなどのレシピを紹介しました。はちみつを使った薬膳レシピは、美味しくて楽しいです。
はちみつは、古くから薬膳として用いられてきた食材であり、美容や健康に多くの効果をもたらすことが知られています。はちみつの魅力を知って、美容と健康に役立ててくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
