Power PlatformとAIがコラボした「Copilot in Power Platform」は、ローコード開発が分で完了?使い方やできることを、わかりやすく詳細にお伝えします!
Power Platform×AI(GPT-4)とは
Copilot in Power Platformとは?特徴は?
Power Platformといえば、データ分析、プロセス自動化、アプリケーションやWebサイトの構築など、様々なことができるプラットフォーム型アプリケーションで、いわゆるローコードツールです。
ローコードツール = プログラムを書かずにドロップ&ドロップ操作中心の開発ツール。
Copilot in Power Platform(コパイロット イン パワープラットフォーム)は、「Microsoft 365 Copilot」の新機能の一部となる「大規模言語モデル(LLM)を使った、自然言語での指示に応じてOffice操作を支援するAI(GPT-4)」が組み込まれることにより、「数分でアイデアをアプリにしたり、自動化フローを作成したり、チャットボットを作成したり」することができます。
Copilot = 「副操縦士」の意味。「ユーザー=主操縦士」として「AI=Copilot」が支援。
Power Platformは、企業ユースにおいてSharepointやTeamsと連携する「便利なローコードツール」でしたが、自然言語だけで開発できる「プラットフォーム型ノーコードツール」とでも言うべきアプリケーションに進化しています。
Copilot in Power Platformの使い方は?
Copilot in Power Platformの各アプリケーションにおいて、いつでも自然言語でCopilotとやり取りすすることができます。
自然言語でアプリやフロー、ボットの要件を入力すると、Copilotがそれに応じたソリューションを生成し、改善の提案も行ってくれます。
ローコードで「部品を繋いで作る」から、自然言語で「やりたいことを言って作ってもらえる」に劇的進化してるね!しかも誰でも数分でアプリやツールを作れて驚きだね!
Copilot in Power Platformのライセンスは?
Power Platformのライセンスは、ツールごとに取得方法が異なります。
Power AppsとPower Automateのライセンスは、Dynamics 365やMicrosoft 365で該当するプランを選んだときに取得可能です。
(Power BIのライセンスには無料、Pro、Premium Per Userの3種類があります。)
※とくに個人PC向けならびにデスクトップ版のある、Power Automateについて、Copilotの利用が変わるのかなど、詳細発表が待たれます。
Copilot in Power Platformローコードツール×AIで何ができる?
Copilot in Power Platformは、対話型AIにより、たとえば下記のようなツール開発を、誰もがしたいことを自然言語で伝えるだけで行うことができます。
- 【アプリ】目的に沿ったデータテーブルを生成してアプリケーションを構築
- 【フロー】必要なワークフローを自動で繋ぎ合わせてプロセスを構築
- 【ボット】トピック、応答、文脈知識に応じたチャットボットを生成
これまでもTeamsやOutlookと連携した処理フローをローコードで作れたけど、それがやりたいことを言うだけで数秒で出来上がるなんて、本当に凄すぎるね!
続いて、Copilot in Power Platformに含まれる各ツールごとに紹介していきます。
Copilot in Power Appsでできることは?
Copilot in Power Apps(コパイロット イン パワー アップス)では、エンドユーザー向けのアプリ制作において、データをアプリケーションの中心に置くことが簡単になりました。
アプリケーションの目的を説明すると、データテーブルが自動的にアプリケーション用に生成されます。Copilotを使用すると、自然言語を活用してアプリケーションを改善できます。
アプリを作るには、ユーザーインターフェースといった外観だけでなく、データセットを適切に用意して紐づける必要があるよね。Copilotが簡単にやってくれるので、誰でも簡単にアプリを用意できちゃうね!
開発になれた人でも、開発状況に応じたテストデータを用意する手間を大きく減らせるから、とても効率的にアプリ開発できるようになるわね!
Copilot in Power Automateでできることは?
Copilot in Power Automate(コパイロット イン パワー オートメート)では、自然言語とCopilotを使用して複雑さに関係なく数秒でフローを作成できます。Power Automateにより、さらに効率を高めてビジネスプロセスをデジタル化します。
マイクロソフト社は、Power Automateのプレビューが2022年10月に開始された時点から比較して、Copilotが使用された場合のPower Automateワークフローの開発時間が50%短縮されるとの予想を述べています。
Copilot in Power Automateでは、自由形式の会話型体験を提供し、フローの構築中に質問をしたり改善や変更を支援することができます。
動画説明にもあったけど、サマリー処理付きのフローが本当に数秒で出来てたよね。僕はデスクトップ版のPower Automateで、自分のパソコンでいつもやってることも、Copilotで自動化したいな!
Copilot in Power Virtual Agentsでできることは?
Copilot in Power Virtual Agents(コパイロット イン パワー バーチャル エージェンツ)では、生成型AIによってチャットボットのトピックを構築および改善できます。
インテリジェントなチャットボットは幅広いトピック、応答、および文脈知識を処理するように設計する必要がありますが、これらの障壁を取り除き、チャットボットの開発を加速するためにCopilot in Power Virtual Agentsが利用可能です。
Copilot in Power Platformまとめ
Copilot in Power Platformの概要を駆け足で紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
これからはAIのチカラで、誰でも簡単に業務プロセスや業務フローを定型化したり効率化することが容易になります。
とくにPower Automateは、企業内においても個人においても、(プログラムコードやスクリプトを書かずとも、)ローコードで部品をつなぎ合わせるだけで、簡単に自動処理を組むことが出来ますので、未経験の方はぜひ触れて体験してみてください。
Copilotが搭載されたら、他のOfficeアプリとの連携など、さらにより便利に使いこなすことができるようになるでしょう。
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