ハクビシンは、カワイイ顔をしていますが、害獣として知られています。家に侵入して物を壊したり、病気を持ち込んだり、農作物を食い荒らしたりすることがあります。
ハクビシンを見つけたら、どう対処すればいいのでしょうか?
この記事では、自分でできる対策や駆除方法、ハクビシンの生態や被害についても解説します。
ハクビシンを見つけたらどうする?(簡単な一次対処)
ハクビシンを見つけたら、早急に対策を考えなければなりません。
自分でできる一次対処としては、忌避剤(きひざい)や木酢液(もくさくえき)を使う方法があります。忌避剤は、ハクビシンが嫌う臭いを出すもので、ハクビシンを寄せ付けない効果があります。木酢液は、木の煙を液体にしたもので、ハクビシンが嫌う刺激臭があります。
忌避剤や木酢液は、ハクビシンが侵入しやすい場所や被害が出ている場所に散布したり、スプレーしたりします。
ただし、忌避剤や木酢液は、ハクビシンを退けさせて追い払うものであって、完全に駆除することはできません。基本的には一次対処となります。
ハクビシンを寄せ付けないためにはどうする?(侵入の予防)
ハクビシンを寄せ付けないようにするためには、予防が大切です。ハクビシンが家に侵入するのを防ぐためには、以下のようなことを心がけましょう。
これらの対策は、ハクビシンが家に近づきにくくする効果があります。ハクビシンは、餌や住処を求めて人間の住む場所にやってきます。そのため、餌や住処がなければ、ハクビシンは自然に去っていくでしょう。
ハクビシンとはどんな動物?
ハクビシンは、ジャコウネコ科の野生動物です。体長は約60cm、尾の長さは約40cm、体重は約3kg程度です。全身は灰色がかった茶色の毛で覆われており、鼻から額にかけて白い筋が入っています。この白い筋が「白鼻芯(ハクビシン)」という名前の由来になっています。
ハクビシンは、優れた身体能力を持っています。木登りや高所移動が得意で、電線や木の枝を伝って家に侵入することがあります。また、鼻がとても敏感で、餌の匂いをかぎ分けることができます。ハクビシンは、夜行性で、昼間は木の穴や洞窟などで休んでいます。夜になると、餌を探しに活動します。
ハクビシンは、雑食性で、果物や野菜、昆虫や小動物など、何でも食べます。特に甘い果物が好物で、モモやミカン、トウモロコシなどを食べることが多いです。ハクビシンは、一度にたくさん食べるのではなく、少しずつかじっていくので、収穫できる果物がなくなってしまうこともあります。
ハクビシンは、繁殖力が高い動物です。一年中出産することができ、一回に2~4匹の子どもを産みます。子どもは、生まれてから約3ヶ月で親離れします。ハクビシンの寿命は、野生では約8年、飼育下では約15年と言われています。
ハクビシンの駆除方法とは?
ハクビシンの被害を防ぐためには、駆除するのが最善の方法です。しかし、ハクビシンは、鳥獣保護管理法の対象となっている野生動物なので、個人的に捕獲や殺傷をすることはできません。
許可や免許が必要なので、自分で対処するのはおすすめできません。プロの駆除業者に依頼するのが最も安全で確実な方法です。
駆除業者は、ハクビシンの生息状況や被害状況を調査し、適切な方法で捕獲や駆除を行います。また、糞尿の処理や消毒、忌避剤の設置などのアフターケアも行ってくれます。
駆除業者に依頼する際には、費用や期間、保証などの契約内容をしっかりと確認しましょう。
まとめ
ハクビシンは、カワイイ顔をしていますが、害獣として知られています。家に侵入して物を壊したり、病気を持ち込んだり、農作物を食い荒らしたりすることがあります。ハクビシンを見つけたら、どう対処すればいいのでしょうか?
ハクビシンは、人間の住む場所にも生息している野生動物です。ハクビシンによる被害を防ぐためには、早めの対策が必要です。
ハクビシンに困っている方は、この記事を参考にしてみてください。🐾