テレビ朝日で2024年に放送予定のドラマ「ブラック・ジャック」のキャストについて、役柄やキャラクターの予想と解説をしていきたいと思います。
ドラマ「ブラックジャック」は、手塚治虫の名作医療漫画の連載50周年記念作品で、高橋一生が主演を務めることが発表されました。高橋一生演じるブラックジャックは、無免許の天才外科医で、どんな手術も成功させるという神業を持っています。
しかし、その代わりに法外な治療費を請求し、医学界からは忌み嫌われています。そんなブラックジャックの活躍と、医療の在り方や人の生き方について深く考えさせられるエピソードが、原作から厳選されてドラマ化されます。
ドラマ「ブラックジャック」のキャストは、高橋一生のほかに、第1弾として石橋静河、味方良介、山内圭哉、千葉哲也、玉置孝匡、奥田瑛二の6名が発表されました。しかし、キリコ以外の役柄はまだ明かされていません。そこで、原作を参考にしながら、役柄とキャラクターの予想をしてみました。以下に見ていきましょう。
石橋静河:キリコ
石橋静河が演じるのは、ブラックジャックの宿命のライバルで、安楽死を請け負う医師キリコと公式発表がありました。
キリコは、ブラックジャックと同じく無免許の医師で、戦場での経験から、苦しむ人間を救う方法は死だと考えています。
ブラックジャックとは、生と死の価値観が正反対で、何度も対立しますが、時には協力することもあります。キリコは、冷静で無表情な印象ですが、患者の意思を尊重し、自分の信念に従って行動します。
高橋一生のブラックジャックと、石橋静河のキリコ。二人がどのようにドラマでライバルとして関わっていくのか、今からとても楽しみですね。
次の項からは、公式発表されたビジュアルから演じられるキャラクターを予想した解説になります。
味方良介:間久部 緑郎(まくべ ろくろう)
味方良介が演じるのは、ブラックジャックの小学生時代の親友で、いつも嘘をつく一方でブラックジャックに対しては誠実だった男、間久部 緑郎(まくべ ろくろう)と予想します。
フランス留学後、顔を変えて犯罪者となり、警察に追われる生活を送ります。ブラックジャックと再会した際、彼は指紋を変えるために自分と部下の指を交換する手術を依頼します。
ブラックジャックが手術を渋ると、彼は部下を使ってブラックジャックを脅迫にかかります。
手術により警察を逃れることができましたが、ブラックジャックが手術中に指に刻んだ「友情の記念のサイン」が警察に伝わり、彼は逮捕されて死刑を受けることとなります。
※原作の「指」と「刻印」では、ブラックジャックとの友情についての描写や結末が異なります。
原作が2通りの展開があり、また間久部 緑郎は、手塚作品でしばしば登場する人物のため、テレビドラマならではの驚きの展開や演技などに期待が高まります。
山内圭哉:友引警部(ともびきけいぶ)
山内圭哉が演じるのは、「獅子面病」や「山手線の哲」に出てくる、無許可で医療行為を行うブラックジャックを逮捕しようと目論む警察官、友引警部(ともびきけいぶ)と予想します。
無許可の医者としての逮捕を見逃す代わりに、ブラックジャックには困難な手術を任せることが多いです。自身の息子が獅子面病に罹ったときにも、ブラックジャックに手術をお願いしました。
「山手線の哲」では、スリの疑いがある哲を捕まえようとしていたが、哲が手を負傷したため、ブラックジャックに手術を依頼しました。哲が退院する日に、自身の警察手帳やペンが盗まれましたが、すぐに哲が返してくれました。哲の回復を目の当たりにした後は、彼と友情を育んでいました。
ブラックジャックを逮捕しようとする警部は、彼と関わる人物との特異なエピソードが語られます。令和時代のドラマ版ならではの物語や出演者がありそうです。
千葉哲也:本間博士(ほんまはかせ)
千葉哲也が演じるのは、ブラックジャックの恩師で、医学の権威である本間博士(ほんまはかせ)だと思います。本間は、ブラックジャックが幼い頃に爆発事故に遭った際に、大手術を行い、彼の命を救いました。
ちなみにブラックジャックの顔の傷は、本間博士による別人との皮膚縫合手術のためのものです。
ブラックジャックのルーツである本間博士。実は彼も完璧ではなく葛藤や苦悩を持つ人物です。高橋一生とどのように物語を紡ぎ、ルーツやエピソードが語られていくのか、とても興味深いですね。
玉置孝匡:間 影三(はざま かげみつ)
玉置孝匡が演じるのは、重傷を負った妻を置き去りにし、愛人・蓮花と共にマカオに逃亡したブラックジャック(間 黒男)の父、間 影三(はざま かげみつ)と予想します。そこで新たな会社を立ち上げ、成功を収め、蓮花とも結婚しました。
彼は前妻が事故で重傷を負ったことは知っていたが、息子のブラックジャックまでもがその事故に巻き込まれたことは知らずにいました。彼はブラックジャックに対して、父親としての愛情と、見捨ててしまったことへの後悔の念を抱いていました。
ハンセン病で顔が変わってしまった蓮花の顔を整形するようブラックジャックに依頼し、それをきっかけに和解を試みたが、ブラックジャックからは厳しく拒絶されました。手術自体は引き受けられたものの、彼が亡くなった前妻をもう愛していないと発言したため、ブラックジャックは復讐として蓮花を前妻の顔に整形しました。
ブラックジャックの不信感は深く、和解することなく彼は脳卒中で死去します。彼の死後、彼の皮膚は蓮花の仕掛けた罠により重傷を負ったブラックジャックの足に移植されることになりました。
個人的にブラックジャック(間 黒男)の父もドラマで見たいので登場ねがいました。ブラックジャックのヒーロー然とした姿だけでなく、重たい影のような部分も描かれ、高橋一生さんによる人間くさい姿も見てみたいです。
6. 奥田瑛二:山田野教授(やまだのきょうじゅ)
奥田瑛二が演じるのは、ブラックジャックが医学生だった頃の恩師で、大きな白ひげが印象的な人物、山田野教授と予想します。
ブラックジャックの才能を認識していて、いつもブラックジャックを支援しています。最初に登場したときは医学部の教授でしたが、助教授である草井の策略により困難な状況に立たされ、ブラックジャックに救われました。
その後、視力が衰えて引退。本間の残した資料を調査するために彼の家を訪れたことがあり、それゆえに本間と何かしらの繋がりがあった可能性が示唆されます。
ブラックジャックが過去のトラウマにより手術ができなくなったとき、彼はブラックジャックをそのトラウマから救い、「私の病を治してくれた」と感謝されています。これにより、本間と並んでブラックジャックが心から敬意を表している人物の一人となっています。
本間博士と並んで、ブラックジャックの尊敬する人物であり、本間博士とのかかわりもあるキャラクターなので、ドラマで登場して深掘りされて描かれるのではと楽しみです。
まとめ
以上が、ドラマ「ブラックジャック」のキャストの役柄とキャラクターの予想と解説です。いかがでしたでしょうか。
これらの予想は、あくまで私個人の見解であり、正式な発表ではありませんので、ご了承ください。
ドラマ「ブラックジャック」は、2024年にテレビ朝日で放送予定です。原作の名作エピソードを厳選してドラマ化するということで、どのようなストーリーになるのか、非常に楽しみです。
高橋一生、石橋静河をはじめとする豪華キャストの演技も見逃せません。ぜひ、放送をお楽しみにしてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。