知らない番号からの電話に出るかどうか、迷ったことはありませんか？仕事やプライベートで連絡を取り合う相手の電話番号は、ほとんど登録しているはずです。しかし、時々知らない番号からの着信があることもあります。その場合、折り返すべきなのでしょうか？
実は、知らない番号からの電話に折り返すと、詐欺や勧誘などの危険に巻き込まれる可能性があります。特に、国際電話や非通知の電話には注意が必要です。
この記事では、知らない番号からの電話に折り返すとどうなるのか、詐欺や勧誘の見分け方と対処法を解説します。
知らない番号からの電話に折り返すとどうなるのか？
知らない番号からの電話に折り返すと、以下のようなリスクがあります。
- 高額な通話料金を請求される
- 個人情報を聞き出される
- 詐欺や勧誘に引っかかる
- しつこく電話がかかってくる
高額な通話料金を請求される
知らない番号からの電話に折り返すと、高額な通話料金を請求されることがあります。特に、国際電話やプレミアムレートサービス（有料電話番号）には注意が必要です。
国際電話は、電話番号の先頭に「+」が付いていることが多く、発信元の国によっては通話料金が高くなります。プレミアムレートサービスは、電話番号の先頭に「0120」や「0570」などが付いていることが多く、通話時間に応じて料金が発生します。
これらの電話に折り返すと、数分で数千円の請求が来ることもあります。
個人情報を聞き出される
知らない番号からの電話に折り返すと、個人情報を聞き出されることがあります。
相手は、銀行員や役所の職員、警察官などを装って、クレジットカードや口座番号、暗証番号などを要求することがあります。
また、声や背景の音から、性別や年齢、家族構成などを推測することもあります。これらの個人情報は、詐欺や勧誘のために悪用される可能性があります。
詐欺や勧誘に引っかかる
知らない番号からの電話に折り返すと、詐欺や勧誘に引っかかることがあります。
相手は、オレオレ詐欺や振り込め詐欺などの犯罪に関わる電話や、宗教やマルチ商法などの悪質な勧誘電話をかけてくることがあります。相手は、緊急性や恐怖感を煽って、こちらを動揺させたり、誘惑したりして、お金や物品を要求したり、契約を迫ったりします。
一度応対してしまうと、相手にターゲットとされて、さらにしつこく電話がかかってくることもあります。
しつこく電話がかかってくる
知らない番号からの電話に折り返すと、しつこく電話がかかってくることがあります。相手は、電話番号が有効であることを確認するために、無言電話やワン切り電話をかけてくることがあります。
また、情報収集や詐欺や勧誘のために、何度も電話をかけてくることがあります。これらの電話は、ストレスや不安を感じさせるだけでなく、仕事や生活にも支障をきたすことがあります。
知らない番号からの電話の見分け方と対処法
知らない番号からの電話に折り返すと危険なことがわかりましたが、ではどのようにして知らない番号からの電話を見分けるのでしょうか？また、見分けた後にどのように対処するのでしょうか？ここでは、知らない番号からの電話の見分け方と対処法を紹介します。
電話番号を調べる
知らない番号からの電話があった場合、まずは電話番号を調べることが大切です。電話番号を調べる方法には、以下のようなものがあります。
- インターネットで検索する
- 電話番号検索サイトを利用する
- 市外局番から発信地域を推測する
インターネットで検索する場合は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンを使って、着信した番号を検索してみましょう。発信元が役所や企業、店舗などの場合は、基本的に発信元のサイトが見つかります。また、迷惑電話や注意が必要な電話番号も登録されている場合があるので、怪しい番号を見つける目安になります。
電話番号検索サイトを利用する場合は、電話番号に関する情報や、その番号に関係した口コミを調べられます。セールス電話や詐欺電話の場合は、多くの人が被害に遭っている可能性があるので、口コミで注意喚起されていることが多いです。あらかじめ信頼できる検索サイトを見つけておくと、スムーズに検索できます。
市外局番から発信地域を推測する場合は、かかってきた電話番号の頭に03（東京）や06（大阪）などの市外局番が付いている場合は、発信された地域を特定できます。
電話に出ない・切る・無視する
電話番号を調べた結果、迷惑電話や詐欺電話である可能性が高いと判断した場合は、電話に出ない・切る・無視することが最善の対処法です。
電話に出ると、相手に電話番号が有効であることを知らせてしまうので、さらに電話がかかってくる可能性が高まります。
また、電話に出ると、相手の話術に惑わされて、個人情報を教えたり、お金を振り込んだり、契約をしたりする危険性があります。電話に出たとしても、相手の正体や目的がわからない場合は、すぐに切ることが大切です。
無言電話やワン切り電話の場合は、無視することが効果的です。折り返すと、高額な通話料金を請求されたり、詐欺や勧誘に巻き込まれたりする可能性があります。
電話番号を登録しない・変更する
知らない番号からの電話を防ぐためには、電話番号を登録しない・変更することも有効な方法です。電話番号を登録しないというのは、インターネット上のサイトやアプリ、アンケートなどに、必要以上に電話番号を入力しないということです。
これらの情報は、第三者に漏洩したり、悪用されたりする可能性があります。また、電話番号を変更するというのは、知らない番号からの電話が頻繁にかかってくる場合に、電話会社に依頼して、新しい番号に変えるということです。これにより、以前の番号からの電話を遮断できます。
ただし、電話番号を変更する場合は、連絡先に知らせる手間や費用がかかることに注意しましょう。
迷惑電話対策アプリやサービスを利用する
知らない番号からの電話を防ぐためには、迷惑電話対策アプリやサービスを利用することもおすすめです。
迷惑電話対策アプリやサービスとは、電話番号のデータベースやAIなどを使って、迷惑電話や詐欺電話を自動的に判別し、着信拒否や通知などの機能を提供するものです。例えば、以下のようなアプリやサービスがあります。
これらのアプリやサービスを利用することで、知らない番号からの電話に対応する手間やストレスを軽減できます。
まとめ
この記事では、知らない番号からの電話に折り返すと危険な理由と、詐欺や勧誘の見分け方と対処法を解説しました。
知らない番号からの電話に折り返すと、高額な通話料金を請求されたり、個人情報を聞き出されたり、詐欺や勧誘に引っかかったり、しつこく電話がかかってきたりする可能性があります。
そのため、知らない番号からの電話は、電話番号を調べて、電話に出ない・切る・無視することが大切です。
また、電話番号を登録しない・変更することや、迷惑電話対策アプリやサービスを利用することも有効な方法です。
知らない番号からの電話には、十分に注意しましょう。
